シーキューブ株式会社
参入地域 | 加茂郡坂祝町 |
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経営概要 | ミニトマト1.2ha |
所在地 | 加茂郡坂祝町酒倉1649-1 |
代表者 | 久保園 浩明 |
参入の経緯と経営の特長
シーキューブ株式会社は創業以来、情報通信設備や通信ネットワークの構築に携わってきた。その長年の経験と、情報通信技術(ICT)の強みを活かした新たなビジネス領域を検討した結果、農業への参入を決定した。『新しい農業のカタチ』の実現を目指して『自ら実践する農業ICT』をコンセプトに平成30年に加茂郡坂祝町でアイメック農法とICTを組み合わせた『次世代型農業ハウス』による高糖度ミニトマト栽培を開始した。
ICTを駆使し、ハウス内の気温、湿度、日射量などをリアルタイムでモニタリングし、ミニトマトが最適な環境で育つように徹底した環境制御を行っている。
同時に、ミニトマトのおいしさに影響を与える養液についても潅水制御装置を使用して、きめ細やかな管理を行い、安定した高品質のミニトマトの生産につなげている。
また、安全で安心なトマトを提供するために、食品衛生管理にも特に力を入れており、令和2年4月にJGAP認証を取得した。高糖度ミニトマトを「スイートキューブ®」としてブランド化し、首都圏の百貨店等に出荷している。
今後の展望
令和4年9月、加茂郡坂祝町にオランダ式高軒高ハウス「シーキューブさかほぎ農場アグリベース(第2圃場)」を建設し(面積:1.2ha(ハウス面積90a))規模拡大を行った。 新農場には最新鋭の環境制御設備や自社開発の「遠隔潅水制御装置」を導入するなどICTを活用して、生産における省力化や精緻化に取り組み、高品質で安定的な生産を目指している。また、環境に配慮した農場運営などサステナビリティへの取組みも強化することで、持続可能な社会の実現に向け、事業を通じて社会課題解決に貢献していきたい。
農業参入を目指す企業へ一言
私たちは農業の経験者がゼロの状態からスタートしました。農業は毎年のように改善を積み重ねることが楽しく、新たな可能性を広げてくれる素晴らしい分野です。さらに、農業は農福連携や産学連携など地域社会と密着した活動がしやすいことも魅力の一つと感じています。皆さんも、農業の世界へのチャレンジを考えてみてください。
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